不況型貿易黒字

投稿者: | 2016年1月26日

12月の貿易統計が発表されました。金額、数量ともに減少となり、典型的な不況型貿易黒字と言えそうです。
 
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12月の貿易統計

 
品目も自動車輸出以外は二ケタの減少、輸入はエネルギー系が50%近い減少となっています。
 
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国別では、米国が16か月ぶりの輸出減少、中国は約9%、アジアも輸出入ともに二ケタの減少となっています。唯一EUに対しては輸出入ともにプラスですがマネーアウトとなっています。
 
jpn-trading-statistics-for-eu
 
特に自動車関係の輸出が大きく伸びていますが、やっぱりVW問題が関係しているのでしょうか?
ユーロは金融緩和で日本円に対して安くなり続けているので、金額・数量共にこれだけ日本からの輸入が伸びると、欧州の自動車関連企業の決算は悪くなりそうです。
 
日本の貿易収支としては原油安がメリットとなっていますが、この原油安が世界中の景気鈍化によるものというのは皮肉です。
 
おそらく経常収支も黒字を維持するでしょうから、マネーフローは入ってくる方が多くなり、円高要因になります。海外の景気が悪いのでは投資もしにくいので、マネーの動きが鈍くなりそうです。
 
対策としては、内需を盛り上げて消費を活発にし、国内外の投資を増やすことで、海外の景気回復を後押しすることが望まれますが、それだけのパワーが日本にあるかは疑問です。
 
3月にECBが金融緩和を実施すれば、EUとの貿易が活発になるかもしれませんが、EU圏内の経済活性化が優先されるでしょうから、時間がかかりそうです。
 
いよいよ世界中の経済に手詰まり感が出てきた気がします。

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