ブラジルの外堀は埋まった

投稿者: | 2016年2月27日

G20が開催され、世界経済安定に向けた声明の発表が期待されています。
 
しかしそんなことはお構いなしに、米国大手格付け会社が三社そろってブラジル国債を投機的格付けにしました。
 

 
0226-brazil-bond-rank

格付けの参考資料です。

これで世界のソブリンファンドはブラジル国債を買わなくなり、保有債券を売り出すでしょう。
 
そしてさらに価格が下がったブラジル国債をジャンク債運用ファンドが売買します。
 
これらのファンドは短期売買が多く、悪いニュースがあるとお構いなしに投げ売りをします。
 
つまりボラティリティが跳ね上がるわけです。文字通りブラジル国債は堕ちたわけです。
 
 
こうなるとブラジルの通貨レアルは、一層売られやすくなります。
 
国債を売り出せないブラジル政府は財政出動もままならなくなります。
 
結局、虎の子の外貨準備高を取り崩すことになるわけです。
 
 
いつごろに話題になるでしょうか?
 
単純に考えればリオ・オリンピック後でしょう。
 
10年前までBRICsの一角として世界経済のけん引役だったブラジルが、金融危機の引き金になる可能性が高くなってきました。
 
幸か不幸か、ブラジルは金融危機に陥っても国民生活への影響は比較的少ないです。
 
元々食料自給率が高く、資源も豊富なので、国内だけでもある程度回せます。
 
逆にいえば、危機感が足りなくなるのでアルゼンチンのように10年以上金融危機を引きずるかもしれません。
 
現在の世界経済の状況を考えると、挽回の可能性は低そうです。
 
政治も汚職問題で回らなくなってきているので、クーデターまで行ってしまわないことを祈るばかりです。

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