マネーフローの転換点が来そうです

投稿者: | 2017年4月9日

3月5日のFOMC議事録で、FEDによる債券再投資の停止が議論され、適切との判断がされていました。

FEDは米国債とモーゲージ債を主に買っており、再投資の停止によって、同債券のマーケット流動性が上がることになります。

米国の10年債金利は先進国の中で一番高いので、需要の面では心配ないでしょう。

 

FEDから見れば、保有債券が満期になった後、政府が追加発行する国債は引き取らないので、バランスシート(BS)は自然に縮小します。

マーケットへは政府の追加発行債券が出てくるので、民間金融機関や海外の金融機関が売買することで、価格調整の機能を取り戻すことになります。つまり、経済状況を反映した金利に落ち着いていくことになります。

この場合、雇用や自動車ローン、不動産、GDPなどの経済指標に陰りが見えれば金利は下がります。

このタイミングで政府が財政拡張すれば、長期金利が上昇し、民間金融機関の需要が増加します。

トランプ大統領が掲げる経済政策では、大幅な財政拡張による景気刺激を約束していますから、金利低下によるデフレのリスクは低くなることが期待されます。

 

今年中に、FEDのキャッシュフローがマイナスにならない程度に短期金利を上げたら、政府は再び財政出動による経済刺激を行うでしょう。

こうしてFEDのBS縮小、市中の国債消化、経済の活性化が一つのサイクルに戻れば、金融危機処理は終了となる、というのがシナリオのようです。

この過程では、米ドル高になると思われますが、今は過渡期であり、トランプ政策の期待値がしぼんでいる最中です。

0409 US 10year bond目安としては米国10年債が2.3%以下になると、トランプ政策に対する期待がマイナスになりドル安株安になると思われます。

落ちそうで落ちない日本株もドル安によってドル円108円台に来れば、本格的な調整となり、新たな上昇ステージの準備が整いそうです。

 

以上が完了すると、欧米のテーパリングと日本の金融緩和という、新しいマネーフローの土台の下で、マーケットと向き合うことになりそうです。

しっかり準備しておきたいと思います。

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