原油価格は底を打った?

投稿者: | 2016年4月20日

17日の産油国会合が増産凍結に至らず、心配された原油価格とマーケットですが、予想よりも底堅い推移となっています。
 
原油価格は会合の決裂により、先物が大幅安となりましたが、月曜日の米国マーケットでは持ち直しました。
 
供給面では、ロシアがなんとかして原油価格を立て直したいようですが、米国のシェールをたたきたいサウジアラビアと、国際マーケット復帰を目指すイランが、思うように動いてくれません。
 
しかし、今回の決裂は40ドルを超えて50ドルへ向かうモメンタムは奪ったものの、最安値の26ドルを割り込むような悲観的なものでもなさそうです。
 
さらに、クェートのストライキによる減産が影響力を持ってくるかもしれません。ストライキで200万バレル/日も生産量が落ち込んでおり、同国の生産量は60%ほど減った計算になります。
 
単純な減産分もありますが、同国の政情不安定化につながれば、地政学的な不安定化と相まって、原油価格の大幅上昇のきっかけになるかもしれません。
 
 
また需要面では、今月に入って中国の経済統計の数字が予想を上回り、景気下げ止まりの気配を見せています。
 
3月PMI 結果:50.2 予想:49.3
 
3月貿易統計(前年同月比) 輸出 +11.5%,  輸入 -7.6%
 
米国が国内で原油を生産・消費できる状況では、中国の需要が原油価格を大きく左右します。
 
いまだ不動産バブルや輸出の伸び悩みなど、問題は抱えているものの、今以上の需要減退は当面なさそうです。
 
 
これら需給を勘案すると、原油価格は当面30ドルをボトムに上昇傾向を維持しそうです。
 
米国のシェールガス・オイルも25ドル以上なら持ちこたえられるという予想が出ていますので、米国ハイイールド債による問題もしばらくは起きなさそうです。
 
年初から世界経済の不安材料とされてきた原油価格にめどが立ってきたことで、株価急落の要素が一つ消えたとみてもよさそうです。

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