日銀による日本株のオペレーション

投稿者: | 2016年4月23日

今週は、予想外の日経平均17,000円越えなど日本株は上がりました。しかし、いろいろ不思議なことがあるので整理しておきたいと思います。
 

1. 出来高が少ない

日経平均17,000円で2兆円程度しかありません。この価格帯で株価上昇局面なら、2.5兆円から3兆円の出来高があるはずです。買いの主体が外国人ではなく、日本に新たな資金が入っているわけでもなさそうです。
 
閑散に売りなしの状況で国内金融機関のオペ(操作)的な買いが入っているのではないでしょうか。
 

2. 10年債金利が下がっている

本来、株価が上がるには国債を売って株を買うので10年債金利は上がります。しかし、4月21日は-0.135%まで下げました。保有すると金利を取られる債権を、ここまで買えるのは日銀くらいでしょう。
 
日銀は、国内金融機関が利回り上買えないくらいの金利にして、資金を株に向かわせているようです。これなら、国債を売って資金を捻出していないため、国内の余った資金で国内の金融機関が株を買います。そのため、出来高が盛り上がらないまま株価が上がるのも納得です。
 
 
この状況だと、日銀が国債を買いつつづける限り、国内金融機関のポートフォリオから日本国債が減っていきます。株式市場に資金が入るのはいいのですが、銀行の保有資産が劣化することも意味していますので、リスクがついて回ります。
 
さらに、これを続けても融資に資金は向かわないでしょう。金融市場で印刷したお金のキャッチボールが続くだけです。
 
月末の日銀金融政策決定会合で新たな政策が出てこない限り、株式も急落のリスクを膨らませているだけのようにも見えます。

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