政策決定会合前の日銀リーク

投稿者: | 2016年4月24日

来週の日銀金融政策決定会合を前に、日銀から情報がリークしました。
 
株式市場は蜂の巣をつついたような騒ぎで、日経平均は一気に200円もあげました。
 
リークの内容は「融資目的で銀行が日銀から借り入れる資金にマイナス金利を適用する」という意味のことらしいです。
 
日銀側が意図的にリークしマーケットの反応を見たようです。このリークにより、銀行株は急騰し5%近くあげました。
 

もし今回のマイナス金利が適用されると、銀行の収益にとっては、前回のマイナス金利と相殺される形になりそうです。
 
細かい数字は公表されないでしょうが、大きなマネーフローは以下のように整理できそうです。
 
  1. 銀行が日銀に預けるとマイナス金利で収益圧迫。国債買い上げや量的緩和で供給されたマネーは日銀には戻らない。
  2. 銀行が企業融資の名目で日銀から資金を調達すると日銀への支払いはマイナス金利のため減っていく。これより、銀行から企業への資金フローが強化される。
 
これまで日銀が金融緩和で資金を供給しても、銀行が日銀に預けて低利回り運用していたため、お金が世の中に出ていきませんでした。
 
これに対し、日銀から銀行への貸し出しでは、融資目的の資金なら返さなくてよいともとれる政策を行うことで、銀行から企業への資金フローを強化することが狙いのようです。
 
ECBも3月の追加緩和で、融資目的の資金供給に対しゼロ金利を適用しました。その政策の強化版と言えそうです。
 
これを受けて、金曜の晩のドル円は111円半ばまで円安が進みました。日経平均先物も4月25日 3:00で17,730円を付けています。月曜日は銀行株を中心に、もうひと相場ありそうです。
 
ただ、この政策はマーケットへの資金の流れを強化しますが、肝心の企業側の需要がなければ役に立ちません。
 
4月に入って世界中のGDP成長率予想が下方修正されている中で資金供給を強化しても、実際にお金が動くための需要がないとなれば、期待はずれで終わりそうです。
 
需要を創出するには、日銀の緩和に続いて政府が財政出動をすることが必要になってきます。
 
アベクロ政策としては、5月の伊勢志摩サミットまでのシナリオを貫徹するため、日銀がECBのように発表当日にしくじらないことを祈るばかりです。

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政策決定会合前の日銀リーク」への1件のフィードバック

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