日銀の逆サプライズ!?

投稿者: | 2016年4月30日

4月28日の政策決定会合で政策の現状維持を発表しました。
 
一方で、金融政策のターゲットである物価2%上昇の目標を2017年前半から年央へ遅らせました。
 
一見矛盾しているようですが、アナリストの見解は割れているようです。

 
意見が割れているポイントは金利面ではマイナス金利の影響は出ており、実体経済への波及はあと2,3か月かかるという部分のようです。
 
日銀の金融政策の目的はあくまで実体経済での物価上昇率2%であり、金融市場の活性化は二次的な効果です。
 
特に前回採用したマイナス金利政策の効果は、国際的にも評価が割れています。
 
よって、実体経済への効果を見極めたいというのが日銀の本音だということです。
 
 
しかし、今回は「日銀から銀行へ、融資目的の資金供給はマイナス金利にする」という政策のリークがありました。
 
これを放っておいて「市場との対話に問題があるとは思っていません」というのは個人投資家としては不満です。
 
おそらく次のカードとして見せたうえで、あえて切らなかったということでしょう。
 
技術的には緩和の方法がいくらでもあるが、実体経済に対する効果は未知数なので、じっくり見極めながら出していきたいということでしょうか。
 
慎重な考え方だと共感する一方、黒田日銀の政策はサプライズによるショック療法が特徴でした。
 
政策の出し方そのものを変更するのであれば、やはり付き合いにくくなっていくことは間違いなさそうです。
 
 
5月の連休明けから企業決算が出そろってきます。今のところ、企業業績は悪化の方向を示しているようです。
 
5月は伊勢志摩サミットがあるので、政府の財政出動が発表される可能性が高そうです。
 
そして、次の定例記者会見は6月16日なので、そこまで次の緩和期待を維持させて景気と金融相場の大幅な悪化を防いでいきたいはずです。
 
なんにせよ、金融政策は防戦一方の展開になりつつあるようです。

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