FOMC現状維持と方針の微調整

投稿者: | 2016年5月1日

今回は、大方の予想通り現状維持になりました。
 
一部を抜粋すると
 
・金利は0.25-0.5%で維持
・海外リスク特に中国経済の懸念に関する文言削除
 
といった感じです。
 
一応、海外リスクに対する文言が消えたので、国内経済の状況で金融政策を判断するという、FRB本来のスタンスに戻ったようです。
 
しかし、肝心の国内経済統計が芳しくありません。
 
1-3月のGDPは年率換算で0.5%と低下傾向にあり、特に設備投資が-5.9%(1-3月)と振るいません。
 
景気が弱含み、設備投資が弱い中、潜在成長率の低下が意識されているようです。
 
これまでは潜在成長率2%とみられていましたが、1.5%程度なのではないかという説が有力になりつつあります。
 
これは、米国の経済が安定するインフレ率が下がることを意味します。
 
経済安定化のためのインフレ率が下がれば、政策金利も下がりデフレが近づくことになります。
 
米国も日本と同じようにデフレにおびえる経済構造になってしまうかもしれません。
 

日本に与える影響

 
米国金利が下がると、日米金利差を利用したマネーフロー、円キャリートレードが起こらず円高になりやすくなります。
 
円高になると輸出産業がダメージを受け、国内の雇用や賃金が低下します。これは2008年のリーマンショック後に、デフレを放置していた日本で起こっていた現象です。
 
この円高要因は、日本のインフレ政策ではどうにもならない部分があります。
 
これを回避するためには、マイナス金利政策の拡充が新しい手段として考えられますが、未知の劇薬に手を出すことになるため、中々動き出せないでしょう。
 
いよいよ、円高でも経済発展を続けられる金融立国化の道を、模索しなければならないことになるかもしれません。
 
決して悲観的になる必要はありませんが、世界の経済構造が変化している中、自国の経済構造の改革をためらっている暇はないというのは間違いなさそうです。

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