気になる各国の外貨準備高

投稿者: | 2016年6月8日

スイスの外貨準備高が増加しているようです。

5月の外貨準備が前月から142億スイスフラン増加し、6020億6300万フラン(6224億2000万ドル)なっていとのことです。

欧州通貨ではブリグジット警戒により、ポンドとユーロが売られ、フランに緊急避難しているためとのことです。

0608-euro-pond-chart

ユーロ/ポンドのチャート

ポンドに関しては出来高も減っているようで、対ユーロでボラタイルな値動きになっています。

ブリグジットは欧州の問題なので、欧州域内でマネーの調整が起こることは理にかなっています。

しかも、英国がEUを離脱しても予想されているような、為替の乱高下は起こらないかもしれません。

各国で十分に備えているので、金融面でのリスク管理は済んでいる可能性が高そうです。

むしろブリグジットとなれば、金融システムの中核が移動していくことが考えられますので、人や金融業務の配置転換が、比較的ゆっくりとした流れで起こるのではないでしょうか。

 

一方、ブレグジットで欧州より気になるのが中国です。

最近は、急激な外貨準備高の減少が収まっているので話題になりませんが、マネーの流出ではなく為替の調整で同国からの資金流出が進んでいる可能性もあります。

0608-usd-yuan-chart

米ドル/人民元のチャート

月足のチャートを見ると、着実に対ドルで元安に誘導をしています。

元々、元安のネックはドル建て債務の増加でしたが、債務借り換えを進めてドル建て債務を減らしていけば、安心して通貨安誘導できます。

元安によって貿易が活発化すれば中国国内の景気も回復するというのがシナリオだと思います。

しかし、もし中国最大の貿易相手である欧州がブレグジットで不況や混乱に陥ると中国が最大の被害をこうむるかもしれません。

自国通過建て債務を積み上げ、貿易で稼げないとなれば、通貨安を止めるブレーキがなくなってしまいます。

当然、国内からの資金逃避も再開されるでしょう。

ブレグジットによるEU瓦解も心配ですが、中国経済直撃の可能性も十分に考えられそうです。

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