6月のFOMCは自然利子率に言及

投稿者: | 2016年6月18日

英国の国民投票に隠れ気味ですが、利上げのタイミングを探っているFOMCの内容確認は重要です。

米国の利上げが、7月以降の主要話題になることは間違いありません。

6月のFOMCも気になる変化点がありました。

長期の利上げ幅を下方修正したことです。

原油価格が底を打ち、雇用が回復基調に乗っている米国経済で利上げの見通しを弱含ませたのは意外でした。

その理由を探ってみたいと思います。

 

・自然利子率

経済見通しを維持しつつ政策金利の見通しを引き下げた理由は、自然利子率なのだそうです。

自然利子率とは、インフレ率を安定させつつ失業率を健全な水準で保つために必要な金利水準を指すそうで、短期金利をこの値に落ち着かせることが、理想的なのだそうです。

生産性の減速が見られる米国では、この自然利子率が下がってきています。

そのため、長期の利上げ見通しを引き下げたようです。

これは、長期停滞論に準ずる内容で、日本も参考になりそうです。

もっとも、日本の場合は自然利子率がマイナスになりかねませんので、政策で経済構造を劇的に変える必要があります。

 

・Brexit

FRBの基本的な立場としては国内経済の調整なので、海外要因にはあまり触れないことが多いです。

しかし、昨今のグローバル化と世界経済における米国経済の占有率低下により、海外要因に気を配るようになっています。

今回もBrexitについて言及し、場合によっては利上げを控えるとはっきり言及しています。

Brexitとなった場合、米国だけでは財政出動の必要性が低いと思われますが、周辺国のドル枯渇の可能性もあるので、資金供給くらいはするでしょう。

 

このほか、6月の雇用統計については当ブログに近い見解でした。

経済の基調に自信を持っているようです。

一方、日欧の緊急事態に備えヘリコプターマネーに一定の理解を示すようになっています。

Brexitとなれば、新しい金融政策としてホットな話題になるかもしれません。

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