月初の経済指標を点検

投稿者: | 2016年8月9日

日銀のETF買い増しと、米国の雇用統計を通過してドル円、株価共に底堅い相場が形成されています。

月末のジャクソンホールでのイエレン議長講演まで、主だったイベントはありません。

しかし、この間も各国の経済状況を反映した指標が発表されていますので、点検しておきたいと思います。

中国の経済指標

月初は中国の経済指標がいくつか発表されました。

まず、中国統計局の製造業PMIが発表され、7月は49.9とやや弱い数字でした。

非製造業PMIは53.9と強含みましたが、全体的に雇用が弱くなっており、指標を見る限りは緩やかな経済減速が続いていると言えそうです。

ほかの指標はCPIとPPIです。

7月のCPIは1.8%で予想より弱かったですが、食品を除くCPIは前年比1.4%となっており、豚肉など特定の商品の影響は弱まっているようです。

一方で、ヘルスケアコストが上がっており、消費財やサービスの価格が順調に上昇しています。

PPIは4年ぶりのプラスが期待されていましたが、前年同月比-1.7%となりました。

ひところの-4~5%からは改善していますが、まだ上向くには時間がかかりそうです。

中国の経済指標をまとめると、需要の減少は続いているものの、経済構造の改革は着実に進んでいることを示す内容でした。

 

日本の経常収支

8日に発表された6月の経常収支は9,744億円の黒字でした。24か月連続の黒字で、金額も順調に増えています。

1-6月の上期で10.6兆円の黒字となっており、黒字額はリーマンショック以来の大きさです。

日本のキャッシュフローが黒字なのはいいのですが、これだけ黒字が大きいとドル円が円安にはなりにくくなってしまいます。

未だに貿易収支で黒字の大部分を稼いでいる状況なので、円高では海外への投資を増やし、配当や証券投資の収益を上げておく必要がありそうです。

 

IR法案関連

小池知事になり、政策についてのコメントが出てきています。

その中でも、IRの誘致には前向きな発言をしているようです。

国会で法案を通す必要がありますが、招致先ナンバーワン候補の東京都が前向きな姿勢を示すことで、議論が進みやすくなる効果はあるでしょう。

国会では公明党が反対に回っています。公明党が妥協案を出して、超党派で押し切る体制が整えば、関連銘柄も活気づくのではないでしょうか。

 

最後に10日はオフィス空室率が発表されます。

円高で輸出企業の元気がなくなる中、国内のオフィス需要がしっかりしていれば、アベノミクスが内需中心で回り始めるきっかけになるかもしれません。

————————————————————————————————————————————-

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

世界経済についてマネーフローの視点で解説し、ポジショントークで儲かる方法を探していきます。

情報を共有するため、フォローやシェア、ブックマークなど、ご協力ください。

にほんブログ村 経済ブログ 世界経済へ にほんブログ村 経済ブログ 経済情報へ にほんブログ村 株ブログ 外国株へ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です