煮え切らない結果の雇用統計

投稿者: | 2016年9月4日

ジャクソンホール会合でのイエレン議長の講演から、9月利上げ判断を決めると思われていた雇用統計の結果は煮え切らないものでした。

そもそも、9月利上げ論はFEDウォッチャーのウォールストリート・ジャーナルのジョン・ヒルゼンラースの発言がきっかけだったようです。

日本のソースではMarket Hackの広瀬さんが伝えていました。

結局、利上げを判断する19万人に届かなかったことで、今後の経済指標をチェックしながら仕切り直すことになったようです。

数字を確認してみると

雇用者数  結果:15.1万人  予想:18.0万人
失業率   結果:4.9%     前回:4.9%
平均時給  結果:$25.73     前回:$25.61
労働参加率 結果:62.8%     前回:62.8%

となっています。

雇用者数のほかに平均時給の伸びが鈍かったことが、期待外れの主因のようです。

雇用者数が翌月に3-4万人修正されることはよくあることなので、数字自体はあまりアテになりません。

FEDとしてはヒルゼンラースを通して、市場とコミュニケーションを取りたかったのではないでしょうか。

おそらく9月中に利上げはしないと思いますが、11月、12月のFOMCに向けて地ならしをする時間が作れたようです。

マーケットはこの結果を受けてドル高、株高で反応しています。

中途半端な結果に対して、各マーケットで都合のよい解釈をしたようです。

この動きはマーケットの歪みを生じるので、来週から月末にかけて修正が入りそうです。

今回の雇用統計でドル円は105円を超えられませんでした。

9月の利上げがなければ、105円よりドル高になることもなさそうです。

日本の株式市場は引き続き日銀の買い支えで動くことになりそうです。

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