G20で中国がバブル崩壊を明言、今後のマーケットは?

投稿者: | 2015年9月7日

G20は、中国がバブル崩壊を明言し、各国が構造改革を要請することで幕を閉じました。
半歩前進して、状況は悪化と言ったところでしょうか?

G20前:中国政府は問題ないと言い、何の情報も出ず、株価だけ暴落
G20後:中国政府がバブル崩壊を明言したが、具体的な話は出ず、株価は下げたまま。

今回ハッキリした事で最も都合の悪いことは、米中の政策協調が行われていないということです。中国政府の拙い金融政策で、米国まで影響を受けていることがハッキリしました。米国は自国の利上げの下準備のため、未だに人民元の切り上げを要求している状況です。

問題は休み明けです。当事者の中国政府だけがしらばっくれていた状態から、世界の共通概念として中国経済の失速がハッキリしました。しかし、必要な情報はまったく出てきていません。この状況ではおそらく、株式市場でもう一波乱あるでしょう。

中国に注目が集まっていますが、中国は国際金融から孤立した状態になっており、実体経済の減速が波及する形でしか国外に影響を及ぼしません。本当に怖いのは、負債を大量に抱えた国や企業が、中国絡みで実態が悪化し、債務の返済困難を宣言したときに、国際金融市場に直接的なダメージが発生すること、になります。

実際にデフォルトなどで国際金融に影響を与えそうなイベントを考えてみました。

1.ブラジル

ブラジルレアル続落、12年ぶり安値再び更新

産油国でコモディティの下落による悪影響を受けます。すでにマイナス成長に突入しており、インフレも15%近く、金融的には破綻していると言える状態です。汚職問題も深刻で、政治不安に発展しやすい、規模の大きい国の筆頭です。

2.米国のハイイールド債

シェールガス・オイル関連でハイイールド債が大量に発行されています。仮に10%程度が返済困難に陥ると利上げどころではありません。景気悪化の上、世界中から投資資金が引き上げられるので、リーマンショックのような流れで世界の信用収縮が起こりそうです。

3.アジア通貨危機の再来

マレーシア・リンギット、対ドルで一時17年ぶり安値

アジア通貨危機再来の発端になりそうな国です。景気を気にするあまり、利下げの前に為替介入を行い、外貨準備が底を突きかけています。すでに、フィリピンなどの出稼ぎ労働者が、通貨下落を理由に同国から去り始めています。同国も原油価格が生命線になりそうです。

具合が悪くなったとはいえ、中国の財務はまだ堅調です。不況型貿易黒字で外貨の流出を止めながら、米国債などを売って資金を手当てし国内に投下していくでしょう。この場合、人民元が米ドルに対して高くなってしまうので、何度か通貨切り下げを行うと考えられます。

中国の都合によるQTとQEの繰り返しで、振り回されて力尽きる国がどこになるかが、もっとも注目すべきところと言えそうです。

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