米国FOMCで新たな不安定要因が生まれた

投稿者: | 2015年9月19日

FOMCは利上げなしで終わりました。正直なところ、今回は利上げをしてもしなくても影響は小さかったように思います。それよりも、今後の見通しにマーケットの注目が集まっていました。イエレン議長の会見で主なメッセージは下記2点と言えそうです。

・年内利上げに強い含みを残した。
・海外要因を気に掛けていることを明言した。

年内利上げに関しては、目安がハッキリしているのであまり気にする必要はないと思います。
とにかく労働賃金の上昇率を気にしていればよさそうですから。

海外要因を考慮に入れると明言したメリットとデメリットは以下のように考えられます。

・メリット
世界中で心配されていた米中経済戦争のような状況は回避され、両国の経済政策協調路線が見えてきた。
これで新興国が米国の利上げと中国の減速で引き裂かれる心配がとりあえず回避された。中国の財政出動があれば、マーケットの底値は堅くなりそうだ。個人的にはETFのブルサタイSETのショートポジションを利益確定しました。

・デメリット
米国が世界の経済政策で、主導権を放棄したに等しい発言と受け止められる。これにより、世界経済の軸がなくなり、新たな不安定要因が生まれた。米国は国内の経済統計だけで国内経済の舵取りを判断できなくなったので、強い経済統計が出ても単純に株式を買うという流れが生まれにくくなったと考えられる。少なくとも最初の利上げが行われるまで株式市場の上値は重そうだ。

 

海外要因をコメントしたことで、これまでにない要素が生まれました。この結果、当面マーケットのボラティリティは落ちそうだという算段がつきつつあります。投資はインデックス系狙いから個別材料狙いに切り替えたほうがよさそうです。

FOMCがあけた最初の取引日だった18日の米国株式市場は、利上げ期待で上げていた金融株の下落と、オプションや先物取引の決済日による指数下落で大きく下げました。

NYDOW
終値:16384.58  前日比:-290.16
Nasdaq
終値:4827.23  前日比:-66.72
S&P500
終値:1958.03  前日比:-32.17

後は25日に予定されている習金平の訪米で、どんな声明が出されるかに注目が移りそうです。

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