米国の決算発表が進んでいます。事前の予想がマイナスだったこともあり、あまり大きなショックはないようですが、見通しもよくないことを考えると、今後の株価は上がりにくそうです。
中国の9月の指標も悪かったようです。
企業物価は5年10ヶ月ぶりの大きさで下落しました。国際的な商品価格の下落が効いているためともいえます。実際、コモディティの輸入量は増えているものもあるようです。
卸売物価もリーマンショック以来の下落率を続けており、下落は43ヶ月目に突入しました。製造業の動きが3年半以上も下落を続けているのですから、デフレーションと言ってもおかしくなさそうです。
一方で、消費者物価は1.6%の上昇となっています。一見よさそうですが、金利が3%を越えていることを考えると、経済の引き締めをしているのと同じです。消費するより銀行に預けたほうがお得と言う部分では、日本と同じ状況に陥っているわけです。
2014年11月から金融緩和をはじめ、株式バブルと崩壊を経験しましたが卸売物価の下落と消費者物価の低迷は一向に変わる気配がありません。
6月の株式バブル崩壊から10月で4ヶ月になります。日本のバブル崩壊のときも6ヶ月から1年かかって不動産価格の崩壊が始まりました。今は嵐の前の静けさなのかもしれません。
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