TPPのブラジルへの波紋

投稿者: | 2015年11月4日

ブラジルも影響を受けそうな国のひとつで、豊富な資源と重工業に強みを持っているのでのんきに構えていましたが、政治的・経済的に不安定化していることもあり、動揺が大きいようです。

brazilブラジルは2014年、TPPに参加する12カ国向けに工業製品を310億ドル(3兆7200億円)輸出しました。輸出全体の35%に相当するため、今回のTPP妥結による影響を非常に心配しており、政府に対応を呼びかけているようです。

ブラジルは南米6カ国で関税同盟のメルコスルを結んでいます。この制約により、ブラジル単独で他国とFTAを結ぶことは出来ません。EUとメルコスルでFTAの交渉を進めていますが約10年たっても妥結できていません。つまり、TPPに入りたくても簡単にはいかない状況です。

TPP加盟国の12カ国に対するブラジルからの輸出は輸出総額の24%に当ります。これがTPP内に流れてしまうと輸出総額の2.7%を失うという試算もあるようで、危機感を高めています。

波紋が広がるのは分かりますが、TPPの性質として国営企業保護の体質を持つ国(中国など)に対する牽制があります。ブラジルは外資に油田を開発させて国有化するなど、旧共産国(ロシア、中国など)と似たような体質を持っているので、参加するための障害は大きそうです。

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