原油下落とハイイールド債券

投稿者: | 2015年11月16日

原油が世界の治安と経済のキーとして存在感を強めています。昨年から続く価格下落で新たなリスクが意識される状況が生まれつつあるようです。

原油価格下落で、米国では採掘コストの高いシェールガス田などは閉鎖されているようです。中東産油国は国家財政が赤字になる状況が続いているので、減産して価格を戻したい部分もあると思いますが、一方でISも原油の密売で稼いでいるため、うかつに減産を出来ません。もし、減産により中東各国がシェアを失い、価格が上がれば喜ぶのはISだからです。

つまり、原油価格はジレンマに落ち込んでおり、40-60ドルから抜け出す可能性は低いと言えそうです。

先日のパリで起こったテロのような事件が頻発するようであれば、政治的判断により期限付きで20ドル程度まで原油価格を落とし、IS掃討作戦に出るかもしれません。しかし、これはISの息の根を止める算段がたたないと取れない作戦なので、中々難しそうです。

 

1116-high-yield-bondこうなってくると、プロでも誰が持っているか分からない原油関係のハイイールド債に注目しておく必要があるかもしれません。これは公募されていない債券も多く含まれているので、利率、償還期限共に分からないと言うのが実情です。2014年後半の原油価格急落からいろいろ言われていますが、今のところ表立った損失は確認されていません。

一説によると、ハイイールド(高金利)債券の2-4割が原油関係と言われているので、デフォルトが増えてくるようだとリーマンショック並みの衝撃が走るかもしれません。

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原油下落とハイイールド債券」への1件のフィードバック

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