中国の銀行で不良債権が増えているらしい

投稿者: | 2015年11月26日

中国には不良債権の受け皿(バッドバンク)として、東方資産管理と言う会社があります。この会社の業務は、銀行や企業から不良債権を安く買い、債務再編や債権回収によって利益を上げることです。

米国などの金融が発達した国では、CDSなどに分割されハイイールド債券として売られますが、中国では金融が育っていないので、より生々しく借金の回収屋といえます。

同社によると、銀行融資債券に占める不良債権の割合は今年の9月で1.59%(1兆1900億元:22兆8000億円)でした。これが2015年末で1.67%になる見通しと発表しており、約1兆円増える計算です。
。さらに、2016年では1.94%と言うことですから、来年で5兆円増えると宣言しているようなものです。

中国の銀行が抱えているうちは融資の延長で表に出てこなかった不良債権も、同社に引き渡されると顕在化することになります。中国の銀行が発表している不良債権比率は信用されていないので、同社の動向から中国全体の不良債権を類推することが必要です。

この状況を考えると、今回の発表は来年から膿を出しますよという宣言に聞こえます。不良債権の増加率が約16%になるというのですから、結局中国の金融緩和はうまく行っていないということなのでしょう。

今年は株式市場が大きく値上がりした後の下落だったので、通年ではプラスを維持しています。しかし、来年はこの位置からもう一度バブルを起こさないと通年でマイナスになるので、実体経済が回復しないまま金融資産の増加も見込めなくなると、ますます不良債権は増えやすくなるでしょう。今後も中国のニュースから目が離せませんね。

————————————————————————————————————————————-

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

世界経済についてマネーフローの視点で解説し、ポジショントークで儲かる方法を探していきます。

情報を共有するため、フォローやシェア、ブックマークなど、ご協力いただけるとうれしいです。

にほんブログ村 経済ブログ 世界経済へ にほんブログ村 株ブログ 外国株へ


中国の銀行で不良債権が増えているらしい」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 12月の政治・経済日程 | Global Macro~世界のマネーフローで儲ける

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です