インドはフラジャイル5を脱出か?

投稿者: | 2015年8月10日

インドもフラジャイル5に上げられていました。しかし、近年の政権交代と経済政策の改革により、めでたく脱出したようです。

 

1.インドの体制

元々、カースト制があったため身分制度が残っており、世界最大クラスの人口を経済発展に生かせない状態が続いていました。その一方で、着実に民主主義は根付いていき、現在では身分制度を越えて政治家になる人もでてきています。

 

2.経済の基礎的条件

経済の基礎条件は、インフレ率が2013年末に10%近かったのが半分となり、現在では約5%まで落ちています。さらに、2015年後半の見通しでも引き続き低下が予想されています。経常赤字も縮小傾向にあり、対GDP比で1.3%程度になりました。主な理由は、ラッキーな面もあるのですが、原油安です。インドは原油の供給のため政府が補助を出していましたが、原油安によりその費用負担が減りました。さらに、投資家はモディ首相の脱官僚主義の政策を歓迎、政府は財政赤字の削減にも取り組んでいます。

 

3.今後の発展について

将来の見通しとしては、主要産業が農業、工業、鉱業、IT産業などとなっているので、工業化の促進が必要です。現在の課題のひとつとして、石油加工製品が輸出品目の第一位となっていることが上げられます。この製品では、原油価格などコモディティの影響を強く受けるため、安定して産業の裾野を広げられません。Indo engineer education

一方で、希少鉱石などの資源が豊富な国でもあります。これらは主に装飾品に使われているので、工業化により付加価値を高める技術の育成が必要になります。また、元々身分の高かった人は高い教育水準を誇っており、IT技術ではインフォシスのような世界トップクラスの企業も存在しています。

豊富な資源を有効活用して工業やIT産業の付加価値を増して貿易黒字になれば、同国の大きな弱点を克服することができ、先進国の仲間入りを果たすことも十分可能です。

 

4.インドへの投資

モディ首相の改革に期待して投資資金を向ける海外投資家が多いので、米国の利上げが一区切りついたら株式にも妙味が生まれるかもしれません。日本のマーケットで取引できるものでは、(1678) インド株式指数・CNX Nifty連動型上場投信があります。

“1678"

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