米国雇用統計と利上げの見込み

投稿者: | 2015年11月7日

11月6日発表の10月米国雇用統計は、予想を大幅に超える改善でした。
特に、民間部門の雇用増加と賃金増加が大きくなりました。賃金は6年3ヶ月ぶりの伸び率だったので、経営者側のマインドが反転し、労働力の奪い合いが始まる様相を呈してきているようです。

 

概要

失業率5.0%(前月5.1%、予想5.1%)
27.1万人(前月13.7万人、予想18万人)
うち民間部門 26.8万人増
 物品生産部門2.7万人
 建設業 3.1万人
 製造業 -0.9万人
 サービス部門 24.1万人
 政府部門 0.3万人

平均時給が2.5%増加し、6年3ヶ月ぶりの伸びになった。労働参加率は62.4%と大きな変化なしだが、好条件を(フルタイム)求める人の就業率は上がった。

 

ロイター調査による識者の見解では、外部的な理由で問題が起こらなければ12月の利上げが確実、と言う内容でほぼ一致しています。

CMEフェドウォッチも12月利上げが、72%へ大幅に上昇しています。年内利上げに向けた世界のマネーフローの最終調整が起こりそうです。

雇用のたるみもほぼ解消したので喜ばしいのですが、やはりドル高によるインフレの停滞が気になります。昨日もドル円で123円にタッチする勢いで上がっていたので、輸入物価の低下はさらに進みそうです。

賃金の上昇による購買欲の向上が、輸入物価の下落を上回れば、米国は世界の商品価格を押し上げるドライバーになると期待されます。

一方で、今回の経済指標好転が暴走し、一気にインフレになると利上げでつぶす必要が出来てしまうので、FRBは要警戒でしょう。このサジ加減が、最も難しいところなんでしょうね。

企業の自社株買いにも影響を与えるかもしれません。
これまで、成長力が弱くなった大型企業は社債や借入を増やして、自社株を買い、配当を増やして株価を上げ、株主価値を高めてきました。しかし、金利が上がると借入の返済負担増加と配当利回りの増加要求で採算が合わなくなってきます。持株の償却と借入返済でバランスシートを軽くすることになるのでしょうか?今後の動向に注目したいところです。

個人的には、エクソン(XOM)マクドナルド(MCD)の株価が堅調に推移してくれればNISAも米国株口座も安泰です。グロース系は、株価が調整したままで利上げが始まると戻ってこなさそうなので、選別をしっかりしたいところです。

シェイクシャックなどは日本への進出も果たし、順調な成長をしているので黎明期から成長期への上り坂を拾うチャンスかもしれません。まあ、個人的に食べてみたいだけなんですけどね。

「ニューヨーク発、世界9カ国で73店舗を展開するハンバーガーブランド「シェイク シャック(Shake Shack)」が日本上陸。2015年11月13日(金)に1店舗目を明治神宮外苑内にオープンする。」

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米国雇用統計と利上げの見込み」への2件のフィードバック

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